コンカフェにはドリンクやチェキなど、料金の一部がそのままキャストの収入になるバックと呼ばれる仕組みがあります。
バックにはさまざまな種類があるため、コンカフェで安定した収入を得たいと考えているなら、しっかり把握しておきましょう。
本記事では、コンカフェのバックの種類や相場、給料の計算方法について紹介します。コンカフェでしっかり稼ぎたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
また、以下の記事では、ガールズバーのバックについて紹介しています。コンカフェだけでなく、ガールズバーにも興味がある方は、ぜひ合わせて参考にしてください。
コンカフェのバックとは?
コンカフェのバックはお店によって具体的な金額は異なります。
しかし、コンカフェで稼ぐにはいかに時給以外のバックの金額を増やすかにかかっているのです。
時給にプラスされるボーナスのようなもの
バックとは、時給とは別にお客さんがオーダーしたオプションメニューに対して、その数割をキャストが受け取るボーナスのようなものです。
人気のキャストになるほど、推しにしてくれているお客さんが多いため、自然とドリンクやフードメニューを多く注文してもらえるようになり、収入が増えていきます。
頼まれるほど収入が増える歩合制だからこそ、自分のがんばり次第で収入は増やせるのです。
キャバクラに比べるとバックで入る金額が少ない
コンカフェだけでなく、ガールズバーやキャバクラにも、バックを受け取れるシステムがあります。
コンカフェは、チェキという独自のオプションがあるものの、指名制度がなく、お酒以外のメニューを中心としたお店も多いです。客単価が低い分、バックとしてもらえる金額も少なめです。
短い時間で効率良く稼ぎたいと考えている方は、コンカフェではなくガールズバーを始めとしたナイトワーク系がおすすめです。
コンカフェのバックの種類と相場
コンカフェにはさまざまなバックがあります。
どのようなメニューなのか、バックの平均の相場とともにくわしくご紹介します。
ドリンクバック
コンカフェのドリンクバックは、ドリンク代の20〜30%が相場です。
また、お店によっては1杯200円や300円など、金額を固定しているところもあります。
このドリンクバックは、キャストのためにお客さんが注文してくれるドリンクです。
アルコールなど1杯当たりの金額が大きいメニューだと、1,000円以上のバック料金になる可能性があります。
シャンパンバック
シャンパンバックは、10〜30%のバック率が相場で、平均バック額は5,000円以上です。
また、高級シャンパンになると、バックだけで10万円や20万円になることもあります。
キャバクラよりも低めに設定されていますが、それでもコンカフェのバックとしてはトップの金額です。
効率よく稼ぎたいキャストは、シャンパンを入れてもらえるお客さんを探して推してもらえるように努力しましょう。
チェキバック
コンカフェのチェキバックは、10〜50%が相場です。金額にすると500円から1,500円程度で、コンカフェの定番のオプションです。
バック率50%など高い割合を設定しているお店もあり、オーダーが多いほど効率的に稼げるバックです。
また、ほかのキャストといっしょにスリーショットにするなど、撮り方によっても料金やバックが変わります。
カラオケバック
カラオケバックは、10〜50%のバックが平均です。また、1曲200円や500円など金額が固定のコンカフェもあります。
カラオケバックはお客さんの前で歌を披露するもので、コンカフェによってはダンスもあります。
その場合はカラオケバックだけでなく、パフォーマンスバックとして支給されるため、カラオケよりも金額が高くなりやすいです。
オリカク(オリジナルカクテル)
オリカクのバックは、10〜30%が平均で、お店によっては1杯500〜2,000円など金額が決まっているところもあります。
オリカクは、お客さんがキャストに注文してくれるオリジナルカクテルのことです。
お店によっては、そのキャストをイメージしたカクテルがあり、お客さんが注文すると、ドリンクバックとは別でオリカクのバックが入る仕組みです。
スカウトバック(SNS・ビラ配り)
スカウトバックは、ビラ配りやSNSの宣伝から来店したお客様に対して、1件につき500円などのバックをもらえる仕組みです。
つまり、新規のお客さんを自分の力で獲得できるほど、多くのバックをもらえます。
特にコンカフェのキャストとしての知名度が高かったり、インフルエンサーとして活動したりする人は、多くのお客さんを呼べる可能性があり、その分バックの金額も増えます。
バック込みの給料の計算方法
バックを含めたコンカフェのお給料の例をご紹介します。
時給とバックを合わせた計算方法の注意点も一緒にまとめているため、参考にしてください。
時給 × 時間+バックの計算方法が多い
コンカフェのお給料は、働いた時間分の時給に、別途1ヶ月分のバックの金額を足す計算方法が主流です。つまり、月に50時間働いたのなら時給1,500円×50時間がベースになります。
そこに何円のバックが何件入ったのかを計算し、合計した金額をもらえる仕組みです。「時給+バック×時間」と勘違いしやすいため、十分に注意しましょう。
給料の計算例
実際に次の条件で、コンカフェの給料をシミュレーションしましょう。
条件 |
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・時給1,500円 ・週3日(1日6時間勤務で月12日出勤) ・ドリンクバック500円 ・チェキバック300円 |
この条件だと、基本給が「1,500円×6時間勤務×12日=108,000円」になります。
そこでドリンクバックが1日5杯2,500円、チェキバック5枚1,500円で1日のバックが4,000円とすると、オプションは月間「4,000円×12日=48,000円」です。
基本給とバックを合算して「108,000円+48,000円=156,000円」が1ヶ月の収入です。
この時給やバックは、キャストの人気や経験などで変動する可能性もあります。
また、本業として週5日フルタイム勤務になると、収入は2倍、3倍になるキャストもめずらしくありません。
コンカフェのバックで稼ぐためのコツ
コンカフェは、自分の頑張り次第でバックを増やせることが魅力です。
できるだけお給料アップさせるためにも、お客さんからオプションをオーダーしてもらえるキャストを目指しましょう。
そのために常に意識したい、5つのコツをご説明します。
まずはお客さんと仲良くなる
コンカフェでバックを増やすには、まずお客さんと仲良くなって推しにしてもらうことを目指しましょう。
コンカフェは、指名制度がない代わりに、チェキやドリンクなどのオーダーによって、気に入ってくれたお客さんからのバックをもらえるのです。
そのためには、いろいろなオプションを頼みたいと思われるような、仲のいい関係を目指しましょう。
お客さんと仲良くなるために、共通の話題を探したりお客さんの趣味や好きなことに興味を持ったりと、一人一人ていねいに接客することを大事にしましょう。
いきなりオプションのおねだりをするのではなく、自然とお客さんの方からいろいろとオーダーしてくれる関係性が理想的です。
出勤日数を増やしていろいろなお客さんと関わる
多くのバックをもらうには、まず多くのお客さんに自分を知ってもらうことが大切です。
できる範囲で出勤日数を増やして、いろいろなお客さんに接客しましょう。対応したお客さんの数が多いほど、それだけ自分を推しにしてくれる人と出会える可能性は高まります。
そしてリピーターになってくれれば、バックの収入も安定して全体的なお給料の底上げになるのです。何よりも出勤日数が多いキャストは、お店にとっても助かる存在です。
学生や本業があるうえでの副業で働くキャストが多いからこそ、人手が足りない日は積極的に出勤して、お客さんの心をつかみましょう。
稼ぎやすいイベント日はできるだけ出勤する
出勤するなら稼ぎやすいイベント日は、できるだけシフトを入れてもらうように心がけましょう。
このイベントはクリスマスやバレンタインといった定番の行事のほか、コンカフェによってはキャストの生誕祭を行うところもあります。
このようなイベントのタイミングは、普段とちがってチェキやドリンクなどのオプションをおねだりしやすいです。
また、お客さんもイベントや記念日だからと、積極的にオプションをオーダーしてくれる人が多くいるのです。
SNSを積極的に使って自己アピールする
コンカフェはSNSでの宣伝にも力を入れてこそ、人気キャストの近道になります。
積極的に写真や動画などを投稿して、会いに行きたいと思わせることが新規のお客さんの獲得につながります。さらに、写真や動画に合わせて出勤予定の日時を投稿しておくと来てもらいやすくなります。
また、SNS集客に成功すれば、お店によってはバックをもらえるところもあるのです。
リピーターだけでなくSNSを通して新規のお客さんが来てくれれば、バックの収入もどんどん増えていき、高収入を目指していけます。
ただし、SNSに載せる写真や動画はお店のコンセプトやルールから外れないように、十分注意しましょう。
ドリンクのおねだりを断られても気にしすぎない
ドリンクやチェキをおねだりした結果、お客さんによっては予算の都合から断る人もいます。
断られるたびに落ち込んだり、機嫌が悪くなったりしては、そのあとの接客にも影響が出てしまいます。そのため、もしおねだりを受け入れてくれたらラッキーといった気持ちを大切にしましょう。
毎回落ち込むのではなく、次に切り替えて気にしすぎないことが重要です。また、オプションをつけてくれたお客さんには、忘れずに感謝の言葉を伝えましょう。
コンカフェのバックに関するよくある質問
ソフトドリンクでもバックはもらえますか?
ソフトドリンクを入れてもらっても、キャストはバックをもらえます。なぜなら18歳以上のキャストを採用しているお店だと、未成年の人もいるためです。
アルコールでなければ、ドリンクバックが入らないわけではないため、ソフトドリンクをおねだりしてみるのがおすすめです。
ただし、シャンパンバックと比べると単価は低めため、覚えておきましょう。
他にもチェキやカラオケなど、ドリンク以外のバックで稼ぐ方法もあるため、仲良くなったお客さんにアプローチしてみると良いでしょう。
コンカフェで月収100万円を目指せますか?
非常に難易度は高いですが、コンカフェで月収100万円を達成することは可能です。
理由は、自分自身が人気のキャストになったり、SNSで有名なインフルエンサーであれば、時給がアップするからです。
ほかにも、本業としてコンカフェに勤めていて、できるだけシフトを増やしてもらえれば、収入を増やすこともできます。
勤務日数が多ければ、その分お客さんに覚えてもらえるうえ、チェキやドリンクなどのバックももらいやすくなり、総合的に収入が上がりやすいのです。
ただし、現実的なコンカフェキャストの月収は、10〜20万円台です。これはキャストが副業であるケースがとても多いことと、コンカフェ1本で本気で稼ごうとするキャスト自体少ないためです。
だからこそコンカフェで高収入を目指そうと努力すれば、トップ人気になって月収100万円を目指すこともできるのです。
また、アルバイトではなく、仕事を委託される個人事業主として働く「業務委託契約」になれば、通常の働き方よりも収入を増やせることがあります。
コンカフェのバックの平均割合はどれくらいですか?
コンカフェのバックの平均割合は、10〜50%と開きがあります。これはオプションメニューによって割合がちがううえ、お店ごとに決められているためです。
例えば、チェキやドリンクはバック率が10〜30%程度ですが、複数のオーダーが入れば1日あたり数万円のバックがもらえる可能性があります。
また、バックの割合は、人気キャストになれば、お店と掛け合うこともできるため、努力次第で得られる収入は変わります。
まとめ
コンカフェのバックはドリンクやチェキ、カラオケなどが中心です。
お店によってパーセントなのか、固定で金額が決まっているのか違いがあるため、面接の段階できちんとチェックすることをおすすめします。
バックが多いほどお店にとっても人気のバロメーターになり、収入を増やすきっかけになります。
お客さんにいろいろとオプションをオーダーしてもらえるような、キャストを目指していきましょう。
当サイトでは、コンカフェ・ガールズバーに関する情報を多数掲載しています。コンカフェ・ガールズバーに興味がある方は、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。