コンカフェには、男女問わずさまざまなお客さんが来店することから、中には自分の好みの方や共通する趣味があり、気の合うお客さんに出会うこともあるでしょう。
そのため、キャストとしては「お客さんだけど、プライベートでも仲良くなりたい」と思い、「お客さんと連絡先を交換したい!」と思うものの、判断に困っている方もいるのではないでしょうか?
本記事では、キャストがお客さんと連絡先やLINEの交換をしてもいいのかと、もしお客さんとの繋がりがバレてしまったらどうなるかなどについて解説します。
お客さんの関係性を超えて、仲良くなりたい方や出会ったときの対応にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
お客さんと連絡先・LINEを交換してもいい?
基本的に禁止されている
コンカフェでは、基本的にお客さんとの連絡先やLINEの交換が禁止されています。
もし、自分好みのお客さんであったり、プライベートで話したいと思うお客さんであったとしても、連絡先を交換してはいけません。
そのため、お客さんから連絡先を聞かれても「お店で禁止されているので」と断りましょう。
断っても引き下がらないお客さんだった場合は、店長や責任者を呼べば対応してもらえるため、お店と連携して対処することがおすすめです。
自分がコンカフェを退職すればできるようになる
どうしてもコンカフェで仲良くなったお客さんと連絡先やLINEを交換したい場合は、お店を退職するのも選択肢の1つです。
退職すればお店の規則に縛られないため、コンカフェで出会ったお客さんと連絡先を交換しても問題はありません。
お店で出会ったお客さんと付き合いたい場合など、コンカフェでの仕事よりもお客さんとの関係を重視したい場合は、お店を辞めたり、違うお店や職場に移って解決しましょう。
退職するときは別の理由を伝えるのがおすすめ
コンカフェを辞めるときに「お客さんと付き合うから」と店長に伝えたくない場合は、本当の理由を伏せて別の理由を伝えると良いでしょう。
以下の記事で、コンカフェを辞めたいときの理由や伝え方を紹介しているため、合わせて参考にしてください。
お客さんと連絡先・LINEを交換できない理由
キャストの安全を確保するため
コンカフェでは店外でのトラブルを防止して、キャストの安全を確保するため連絡先やLINEの交換を禁止しています。
もし、キャストとお客さんが連絡先を交換して店外で会えば、セクハラ行為をされたり性犯罪に巻き込まれたりする危険性があります。
自分が単純に「友達として仲良くなりたい」と思って連絡先を教えても、お客さんのなかには「自分のことが好きなのかな」と勘違いされる場合もあるでしょう。
この勘違いによって、しつこく連絡してくるほか、ストーカー化してしまう原因になりかねないため、連絡先の交換が禁止されています。
お客さんと繋がってしまうとお店に来なくなるから
コンカフェで連絡先やLINEの交換が禁止されている理由として、店外で会ってお店に来なくなるリスクがあることも挙げられます。
コンカフェで特定のキャストを目当てに来店するお客さんは、有料のチェキを撮ったりドリンクをご馳走したりと、初来店のお客さんより単価が高い場合が多いです。
しかし、キャストとお客さんが繋がってしまうと、来店しなくても好きなキャストと会えるため「お店に来なくてもいい」と考えるお客さんも出てくるでしょう。
その分、お店の売上も下がってしまう恐れがあるため、コンカフェでは連絡先の交換が禁止されています。
お客さんとの繋がりがお店にバレたらどうなるか
コンカフェでは連絡先が禁止であっても、ときには「連絡先を交換したい」と思えるお客さんと出会うこともあるでしょう。
しかし、お客さんと連絡先やLINEを交換したことがコンカフェにバレると、お店での仕事に支障が出る恐れがあります。
コンカフェでお客さんとの連絡先交換がバレた場合のリスクについて紹介します。
お店をクビになる可能性がある
お客さんと連絡先交換したことがお店にバレたら、クビになる可能性があります。
基本的に、企業は雇用形態に関わらず、正当な理由がない限りは従業員を解雇できません。
しかし、就業規則としてあらかじめ定められていることに違反すれば、お店の輪を乱す存在とみなされ、正当な理由で従業員を解雇できます。
無断欠勤や遅刻のほか、お客さんとの連絡先交換も規則として禁止されている場合は、規則を守って働きましょう。
連絡先・LINEを交換したお客さんが出禁になる
お客さんとキャストが連絡先交換したことがお店にバレると、お客さんが出禁になる恐れがあります。
キャストを解雇しただけでは、連絡先交換したお客さんはまた来店して、別のキャストに近付いて連絡先の交換を求める場合もあるでしょう。
気に入ったキャストにしつこく連絡先の交換を求めるお客さんは、お店にとって厄介な存在です。
そのため、コンカフェではキャストとの連絡先交換が発覚したお客さんは出禁処置を取るお店もあります。
お客さんとの繋がりがバレないようにする方法
お客さんとの連絡先交換が禁止されているコンカフェで、お客さんと繋がったら、バレないよう対策しておきましょう。
お客さんとの繋がりがバレない対策方法を3つ紹介します。
バレる前に繋がりを解消する
もし規則を知らずに連絡先やLINEを交換してしまったら、バレる前に連絡先を消して繋がりを解消しておきましょう。
LINEであれば、登録内容やトーク履歴を消すだけで証拠隠滅できます。
お客さんとの関係や繋がりについて店長に問い詰められても、繋がっている証拠がなければ罰せられるリスクは回避できるでしょう。
うっかりお客さんと繋がってしまったときは、すぐに連絡先を削除してトラブルを避けてください。
お客さんに2人の関係について釘を刺しておく
お客さんと連絡先交換したときは、お客さん経由で繋がりがバレないよう2人の関係性について釘を刺しておきましょう。
例えば、キャストがお客さんとプライベートで出掛けたとして、その話題を来店時に出してしまうと、ほかのキャストや従業員にバレてしまう恐れがあります。
そのため、お客さんには連絡先交換が本来は禁止であること、店外で会った話は店内でしないことをきちんと伝えておきましょう。
「店内ではゲームやアニメの話しかしない」など、2人だけのルールを作っておけば、お店に関係がバレないよう対策しておくことがおすすめです。
お店から離れた地域で会うようにする
お客さんと外で会うときは、なるべく働いているコンカフェから離れた地域で会いましょう。
お店の近くでお客さんと出掛ければ、その姿を店長や同僚キャスト、ほかのお客さんなどに見られる恐れがあります。
目撃情報がきっかけでお客さんとの繋がりがバレる場合もあるため、お客さんと会うときはなるべくお店から離れた場所を選びましょう。
また、お客さんではなくプライベートで出会った男性の友人と遊ぶときも、働いているコンカフェの近くだとお店の関係者に勘違いされる恐れがあります。
女性の友人であれば問題ありませんが、男性と出かけるときはなるべくトラブルを避けるため、お店の近くは極力避けるようにしましょう。
お客さんと連絡先・LINEを交換するメリット
お客さんのことが好きなら付き合えるかもしれない
お客さんと連絡先交換すれば、気になるお客さんと付き合えるチャンスが生まれます。
コンカフェには、30代前後のお客さんが来店することが多く、お金に余裕がありキャストと趣味や話が合う方と出会えることも少なくありません。
特に、お客さんの方から「連絡先を交換してほしい」と言われた場合、お客さんも自分に好意を持っている可能性が高いです。
自分から「交換してほしい」と言った場合も、応じてもらえたなら嫌われてはいません。
アプローチ方法や関係性の築き方次第では、コンカフェでの出会いが素敵な恋に繋がる場合もあるため、チャンスを逃さないことは大切です。
気の合う友達を増やせる
お客さんと連絡先を交換すれば、気の合う友達を増やせる可能性もあります。
コンカフェには、アニメやゲームが好きなキャストやお客さんが集まりやすく、接客中も趣味の話題で盛り上がる傾向にあります。
そのなかで、共通の趣味を持つお客さんと出会えれば、プライベートでイベントに出かけたり一緒にゲームができたりと、気の合う趣味友達ができるチャンスもあるでしょう。
趣味友達を増やしたい方にも、コンカフェで出会ったお客さんとの連絡先交換は、メリットがあります。
お客さんと連絡先・LINEを交換するデメリット
ストーカーされる危険性がある
コンカフェのお客さんと連絡先やLINEを交換すれば、お客さんがストーカー化する危険性があります。
連絡先交換すれば、店内で接客するだけの関係性よりも自然と距離が近づき、店外で会う機会も増えるでしょう。
その繋がりから、お客さんがキャストに「もっと仲良くなりたい」「もっと私生活を知りたい」と執着心や独占欲を抱けば、ストーカー行為などの犯罪に繋がる恐れがあります。
連絡先を交換すれば「両思いに違いない」と勘違いされて、行動がエスカレートする場合もあるため、トラブル防止のためにもコンカフェでの連絡先交換には注意が必要です。
相手が既婚者だと不倫裁判を起こされる可能性がある
お客さんが既婚者だった場合、連絡先を交換して頻繁にやりとりしたり、店外で会ったりすると、お客さんのパートナーにバレたときに不倫裁判を起こされる場合もあります。
LINEのやりとりやデート中の写真などの証拠があれば、慰謝料を請求される恐れもあるため、軽い気持ちで連絡先を交換してはいけません。
コンカフェでは連絡先交換が禁止されているため、万が一裁判沙汰になってもお店は助けてくれない場合がほとんどです。
裁判になれば自分で解決しなければいけないため、既婚者のお客さんとの連絡先交換には注意しましょう。
どうしても連絡先交換したい場合は、お店を辞めてから交換するようにしましょう。
他の客から反感を買って犯罪に巻き込まれる
お客さんと連絡先を交換すると、ほかのお客さんから反感を買ってトラブルに巻き込まれる恐れもあります。
コンカフェでは連絡先交換が禁止されているからこそ、好きなお客さんと内緒で連絡先交換すれば「特別扱いしている」と思われてしまいます。
店外デートしている姿を見られたり、会話を盗み聞きされて連絡先交換していることがほかのお客さんにバレれば、「なぜ自分とは連絡先を交換してくれないんだ」と問い詰められる場合もあるでしょう。
反感は、性犯罪やトラブルを招くことにも繋がりかねないため、他のお客さんにバレないよう注意することも大切です。
まとめ
コンカフェでは基本的に連絡先やLINEを交換することが禁止されています。
連絡先交換がバレればお店を解雇される恐れもあるため、連絡先交換したいお客さんと出会ったら、お客さんと一緒に対策していくことが大切です。
もちろん、どうしても連絡先を交換したい素敵なお客さんと出会ったら、お店を辞めたうえで交換すればルールを破らずお客さんと繋がりを持てます。
コンカフェで連絡先交換したいときは、お店を変えることも検討のうえ実際に連絡先を交換するか検討してみてください。
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