コンカフェのサービスには、キャストがお客さんと一緒に写真を撮るチェキがあります。
チェキは、お客さんへお土産をプレゼントできるだけでなく、キャストにもバックとして給料に加算されるため、少しでも給料を上げたいなら仕組みをしっかり把握しておく必要があります。
本記事では、チェキの概要やお客さんにチェキを頼んでもらうためのテクニック、おすすめのポーズなどについて解説します。
コンカフェの給料を上げたい方やチェキについてくわしく知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
コンカフェのチェキとは?
お客さんとキャストが一緒に写真を撮れるサービス
コンカフェのチェキは、インスタントカメラ(チェキ)を使って写真撮影するサービスのことです。
チェキで推しであるキャストと一緒に写真を撮ったり、キャスト単体のチェキをもらえたりするため、近年人気のサービスになっています。
また、お店によってはチェキを撮影するときのキャストのポーズをお客さんが選べたり、用意しているチェキのサイズや撮影する人数が変わったりとバリエーションが豊かです。
お店が用意したカメラでしか撮影できない
コンカフェでは、お客さんが自分が用意したスマホやカメラなどで、キャストを撮影することが禁止されています。
これは顔をインターネットに公開していないキャストがいることや、盗撮、ストーカー防止などが主な目的です。
しかし、チェキならデジタルデータが残らず、現物のチェキのみのためお客さんだけがもらえる世界で1つだけの写真です。
また、その場で撮影してすぐに現像するアトラクション感も相まって、コンカフェで人気のオプションとなっています。
撮影した写真にキャストが落書きをしてくれる
コンカフェのチェキの特徴は、撮影した写真に仕上げとしてキャストが落書きをすることです。
この落書きはキャストのサインやちょっとしたイラストなど、そのキャストだけのオリジナルのものです。
世界で1枚だけの写真に、その場でキャストが手書きしてくれるメッセージやイラストが加わることで、コレクター性も増します。
またキャストによって、サインのデザインや使うペンがちがうなど、それぞれの個性を演出できるアイテムである部分も魅力です。
チェキの種類と特徴
チェキといえば、お客さんとキャストがツーショットで撮影するのが基本的なスタイルです。
しかし、チェキも年々進化して、お客さんの要望に合わせたさまざまな撮影方法やオプションを選べるようになりました。
現在、コンカフェで主に撮影できるチェキの種類やその特徴は次のとおりです。
名前 | 特徴 |
---|---|
ピンチェキ (ソロチェキ) | キャストだけで撮影。推しだけの写真が欲しい人向け。 |
ツーショットチェキ | キャストとお客さんが2人でポーズをとって撮影する定番スタイル。 |
スリーショットチェキ | お客さんを中心に左右をキャストで挟んだ撮影スタイル。 |
グループチェキ (ハーレムチェキ・囲みチェキ) | 3人以上のキャストでお客さんを囲むように撮影するスタイル。キャストの数はオプション料金上乗せで増やせる。 |
デカチェキ | 通常のチェキよりも一回り大きなサイズで、大きく落書きできる。 |
ボイスチェキ | QRコードを読み込むと録音したボイスを再生できる最新のチェキ。 |
コンカフェのチェキの基本料金とバック
1枚500 〜 1,500円が相場
コンカフェのチェキの料金は、お店によって差がありますが、1枚あたり500円から1500円が相場です。
特にチェキは、キャストを増やして撮影する囲みやハーレムで撮影する場合は、その分金額が上乗せされます。
チェキの金額自体が低くても、撮影を希望されることが多いキャストは人気のバロメーターにもなります。
単価が低いからとチェキに力を入れずにいるのは、せっかくのリピーターの獲得チャンスを逃すことにもつながります。
バック率は10〜50%とお店によって異なる
チェキのバック率は、10〜50%とお店によってかなりの差があります。
このバックは、撮影するチェキのサイズや種類によっても違い、落書きするなどのオプションがつくほど増えます。
多くのチェキを撮るキャストは、自分へのバックが増えるだけでなく、お店にとっても利益が上がり将来的なお給料アップのきっかけになるのです。
お客さんにチェキを頼んでもらうコツ
お客さんにチェキを頼んでもらうためには、積極的なアプローチが大切です。
とは言っても、お客さんに直接的におねだりするよりも、まずはチェキを撮りたいと思ってくれるような、魅力をしっかりとアピールすることが重要です。
お客さんにチェキを頼んでもらうために知っておきたい、4つのコツをご紹介します。
お客さんと会話して仲良くなる
いきなりチェキをお願いしても、お客さんからするとお金目当てだと嫌な印象を抱かれてしまいます。
まずは、お客さんと会話して仲良くなることを最優先しましょう。そのためには、お客さんが好きなものや趣味に関する話題など、会話を盛り上げることがポイントです。
なお、コンカフェに来るお客さんは、アニメやゲームが好きな方が多いため、人気作や話題作をおさえておくと、話が盛り上がるきっかけになります。
常にメイクや身だしなみを整える
お客さんにチェキを頼んでもらうには、常にメイクや身だしなみを整えることを大切にして、第一印象をよくする努力を大切にしましょう。
メイクも派手さや個性だけでなく、清潔感を意識するなど自分好みではなくお客さん受けするかどうかを考えることがポイントです。
そのうえで、お客さんに好感を持たれるような接客をすることも大切です。一人ひとりにていねいに接する姿勢を忘れずに、接客業としての意識を大切にすれば、お客さんから高く評価してもらえるようになります。
自分だけの個性を出してアピールする
コンカフェは、ほかのキャストと人気を競うライバル関係でもあります。
ほかのキャストではなく自分を推しにしてもらい、チェキを頼まれるような存在になるには個性の演出も大切です。
個性はお店のコンセプトに合っていることが第一条件です。たとえば、自分のイメージカラーや動物を決めるなど、自分だけの特徴があるとお客さんに覚えてもらいやすいです。
お店の世界観を壊さない範囲で衣装にちょっとした小物を取り入れるなど、自分だけの魅力をアピールしていきましょう。
特別な日にアプローチしてみる
コンカフェでは、お店の周年記念やクリスマス、バレンタインなどの年間行事があります。
このイベントシーズンは、お客さんが多くやってくるうえ、記念としてチェキをおねだりしやすいタイミングです。
リピーターのお客さんはもちろん、イベントの時期は記念だからとはじめてやってきたお客さんにもさりげなくチェキ撮影をお願いしやすいです。
イベント日は積極的にシフトに入れるように、スタッフにもやる気をアピールしましょう。
コンカフェのチェキのおすすめポーズ
コンカフェのチェキはお客さんからのリクエストを受けることもあれば、定番の人気ポーズがいくつかあります。
お客さんからの希望がないときでも、かわいいチェキを撮影できるように自分の得意なポーズを何パターンか用意しておきましょう。
その中でも定番のチェキポーズを紹介します。
ハートポーズ
ハートポーズは、キャストとお客さんが指先を合わせて大きなハートを作るポーズや、お互いに小さな指ハートを作るポーズなどが定番です。
かわいらしさを演出できるうえ、ソロチェキの注文が入ってもすぐに対応できるところが魅力です。
かわいい系がコンセプトのカフェでは、昔からスタンダードなポーズのため、何パターンかハートポーズの作り方を覚えておくのがおすすめです。
ガオーポーズ
ガオーポーズは、猛獣が爪を立てているようなイメージで、関節を曲げた両手を顔の横まで持ってくるポーズです。
口は、少し大きめに開けると吠えている様子を演出できます。
勢いや元気を感じるポーズのため、元気っ子キャラや明るい印象のポーズでチェキを撮りたいときにおすすめです。
頭ぽんぽんポーズ
頭ぽんぽんポーズとは、お客さんがキャストの頭をぽんぽんするようなイメージで撮影します。
実際に頭をぽんぽんするのではなく、お客さんは頭に触れる前で手を止めて撮影するため安心してください。
キャストは、ぽんぽんしてもらっている状況にときめいているように、手を組んだり顎に両手を当てたりしたポーズが定番です。彼女感があるポーズのため、お客さんにも喜んでもらえます。
にゃんにゃんポーズ
にゃんにゃんポーズは、ガオーポーズに対して、しっかりとこぶしを握って猫の手を作ります。
撮影するときに手の高さを左右で変えたり、首をどちらかに傾けたりすると、よりかわいい印象になります。
きゅんきゅんポーズ
きゅんきゅんポーズはお客様の方を少し向いて、両手でこぶしを作りアゴに当てるポーズです。
このとき首を少しすくめるようにして、上目遣いを意識すると、さらにかわいく守ってあげたくなる雰囲気を出せるのです。
妹系カフェなどお客さんに甘えるようなコンセプトのキャストにおすすめです。
○○のふりポーズ
〇〇のふりポーズとは、「怒っているふり」や「泣いているふり」など、チェキでよくある笑顔以外の表情で撮ることです。
あえてお客さんを怒っているようなユニークなポーズや、2人で悲しそうにしている様子など、通常のチェキとは違ったオリジナル感を演出できます。
どんなふりのポーズで撮影するのか、お客さんと話し合うことでさらに仲も深まっていきます。
チェキにおすすめの落書きデザイン
チェキは、キャストがその場で落書きして、お客さんにわたすスタイルがほとんどです。
このチェキの落書きのデザインにこだわることが、さらにお客さんからリピートしてもらうきっかけになります。
そのポイントとは、思わず集めたくなるようなデザインにこだわることです。中でもテクニックとしておすすめな、チェキの落書きデザインを紹介します。
トランプチェキ
トランプチェキとはチェキのどこかに、トランプマークと数字を入れる方法です。
たとえば最初は「ハートの1」をマークとして入れれば、次はどのトランプマークが入るのか気になってもらえます。
コレクター欲を刺激できるため、トランプチェキをコンプリートするために毎回来店のたびにお客さんからチェキをお願いされる可能性もあります。
五十音チェキ
五十音チェキは、かるたのように「あ」や「い」などのひらがなを1文字入れる方法です。トランプチェキと同じく、すべて集めたくなる魅力があります。
トランプにするか、五十音チェキにするのかは、自分のキャストとしてのキャラクターやお店のイメージに合った方を選びましょう。
アニマルチェキ
アニマルチェキとは、落書きにちょっとしたワンポイントのイラストとして動物を描くテクニックです。
最初はうさぎ、次は猫など順番を決めておいて、イラストを添えるといろいろなパターンを集めたくなります。
また、何回もリピートしてくれるお客さんには、動物のリクエストを受けるなど、特別感を演出する方法もおすすめです。
チェキに落書きするときに知っておきたいこと
チェキの落書きは、その後にリピートしてもらえるか、何回もチェキをオプションで頼んでくれるかどうか決まる重要なポイントです。
だからこそ、まわりのキャストと差をつけるような、おもてなしや個性を演出していきましょう。チェキに落書きするにあたって、知っておきたい4つのポイントを紹介します。
すぐ乾いて書きやすいペンを用意する
チェキの落書きは、すぐ乾いて書きやすいペンで行うようにしましょう。
お店から支給されるペンの質が悪く、描いても乾くまで時間がかかってにじんでしまう、仕上がりが地味という状況は、せっかくのチェキのレベルを落としてしまいます。
だからこそ、まずはペンにこだわるだけでも周りとの差をつけられます。
ポイントは発色がよく、それでいて乾くことが早いペンです。「速乾」との表記があり、チェキの落書きに向いているペンを選ぶようにしましょう。
たとえば、昔からの定番であるポスカ、マッキーなどは発色がよく、チェキのようなツルツルとした紙でもしっかりと発色します。
色数も豊富なのでカラフルな落書きをしたい人にもおすすめです。
自分のイメージカラーのペンを決める
落書きのときに必ず使う色を決めると、キャストとしてのイメージカラーが定まります。
チェキの落書きのイメージでお客さんに覚えてもらえれば、リピーターにつながる確立も上がるうえ個性を演出できるのです。
数色のペンを使う時でも、必ず中心として使う赤や青、ピンクなどのカラーを1つ決めましょう。
そうすればチェキを並べても統一感が生まれて、お客さんにとってもコレクションしたい気持ちが高まります。
必ずキャストの名前と撮影した日付を書く
チェキを見たお客さんがいつでも撮影したときのことを思い出せるように、必ず撮影日と自分の名前を書きましょう。
チェキはコンカフェキャストにとって、名刺代わりになるものです。
思い出として形に残せる数少ないアイテムであり、お店に来ていないお客さんに自分を忘れないでいてもらえる手段です。
だからこそ、推しにしてもらえるように名前や日付などの情報を書いておき、次回の来店につなげましょう。
イラストの練習をしてファンを増やす
チェキの落書きのレベルが高ければ、それだけで一目置かれます。
せっかく落書きするのなら、読みづらいデザインよりも見やすくてかわいいイラストが入ったチェキの方が印象はよくなります。
特にイラストがうまいことは、アニメやゲーム好きのお客さんが多い環境では、大きな武器になります。
ぜひチェキ向けのイラストや落書きのデザインを研究して、クオリティを上げていきましょう。
コンカフェのチェキに関するよくある質問
チェキを頼むタイミングはいつがいい?
チェキを頼むタイミングは、主にお客さんがドリンクや食事メニューを選んでいるタイミングがおすすめです。
メニューの説明といっしょにオプションとしてチェキがあることを説明して、興味を持ってもらいましょう。
この時はチェキを撮りたいと強くアプローチしないで、その後の配膳やパフォーマンスなどのタイミングで、自分の魅力をアピールすることがポイントです。
お客さんから気に入ってもらえたら、改めて食事後などいったん落ち着いたタイミングで、オプションの希望がないか尋ねることをおすすめします。
キャスト側からチェキを撮りたいと誘ってもいい?
キャスト側からチェキを撮りたいと、ある程度おねだりすることはNGではありません。
ただし、気をつけたいのはチェキを撮りたいと誘って断られても、対応を変えないことです。
断られるとお客さんに対する印象が悪くなり、接客が雑になるキャストもいます。しかし、あくまでもチェキはオプションであり、お客さんに気に入ってもらえたからこそ、オーダーが入るものです。
そのため、チェキを断られても機嫌を悪くするなど、お客さんに失礼な対応をとらないよう注意しましょう。
また、もしチェキを撮ってもいいと言ってくれたのなら、ていねいに感謝を伝えることも忘れないでください。
もらったチェキをSNSにアップしてもいい?
もらったチェキはSNSにアップすることはNGであるため、お客さんに質問されてもきちんと断りましょう。
これはデジタルデータとしてインターネットに投稿されると、その後不特定多数の人に見られて、保存される危険性があるためです。
もし、お客さんに聞かれたら、2人だけの思い出だからSNSには投稿しないでほしいと伝えましょう。
また、素直にお店で禁止されているからアップしないでくださいと、はっきりと言うことも必要です。
まとめ
チェキは、お客さんに多く頼んでもらえるとその分バックとして給料に加算されるため、収入アップに繋がる大切なオプションです。
また、チェキを頻繁にオーダーされるキャストは、それだけでお店にとって売上に貢献してくれている存在なので、重宝されるでしょう。
お店からの期待値が高いと、自分のモチベーションにもつながるため、チェキ自体のバックの金額は少なくても、1つ1つ大切に対応しましょう。
チェキの落書きのレベルを上げるなど、ほかのキャストとはちがう魅力を演出していきましょう。
当サイトでは、コンカフェ・ガールズバーに関する情報を多数掲載しています。コンカフェ・ガールズバーに興味がある方は、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。