コンカフェの仕事はお客さんとのおしゃべりが中心になるため、話す内容や話題選びにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
コンカフェで話す内容は世間話やお客さんが好きな話題が中心ですが、人によって話したい話題は変わるため、お客さんの雰囲気を見て盛り上がる会話ネタを探すことがポイントです。
避けるべき話題を押さえておくだけでも話しやすさや常連さんの付きやすさは変わるため、コツを押さえてコンカフェでの会話を盛り上げましょう。
本記事ではコンカフェで話す内容や会話を盛り上げるコツについて解説します。
コンカフェで会話を盛り上げる重要性
コンカフェの仕事内容は会話が中心
コンカフェでの仕事はドリンクやフードの提供も大切ですが、最も多くの時間を占めるのがお客さんとの会話です。
会話はお客さんのキャストに対する印象に直結し、会話が楽しいキャストは常連さんも増えやすいため、会話を盛り上げる力はコンカフェキャストとして働くうえで欠かせません。
会話のたびに盛り上がらずにお客さんと気まずい雰囲気になっては、お客さんが付かないだけでなく自分のストレスも増えるので、コンカフェで働く際は会話を盛り上げるため話す内容を用意しておくことが大切です。
お客さんは会話を楽しむために来店している
ほとんどのコンカフェにおいて、お客さんはキャストとのおしゃべりを楽しむために来店しています。
お店のコンセプトやキャストの容姿は来店のきっかけにはなりますが、実際に来店しても楽しく過ごせなければ「また来よう」とは思ってもらえません。
楽しい会話や話題選びでお客さんの心を掴み「もっと話したい」と思ってもらえる時間を提供するためにも、会話を盛り上げるスキルを持っておくことは非常に大切です。
会話で楽しんでもらえればリピートしてもらえやすい
コンカフェの常連(2回目以降の来店)につながるかどうかは、キャストとの会話が楽しいかどうかで決まります。
会話が楽しくて、何度も通って自分を推してくれるお客さんができることには、以下のメリットがあります。
- キャストドリンクやチェキを頼んでもらえる
- 売上に応じた業績がバックや時給アップにつながる
- 自分を指名するお客さんが増えて客引きに行かなくて済む
給料を上げたり、常連で話しやすいお客さんを増やすためには、会話を盛り上げる工夫が欠かせません。
少しでも稼ぎやすい・働きやすい環境を作り上げるためにも、会話でお客さんに楽しんでもらえる力を身につけながら、コンカフェでのお仕事に挑戦してください。
コンカフェで話す内容の定番ネタ5選
お店のコンセプトや世界観に関する話題
初来店や初対応のお客さんの場合は、まずお店のコンセプトや世界観に関して話すことから始めましょう。
特に以下の3つは、スラスラと話せるようになっておくと、どのようなお客さんでも対応しやすくなります。
- このお店はどのようなコンセプトなのか
- 挨拶や用語などお店を楽しむためのルールはあるか
- 自分はこのお店でどんなキャラクターなのか
お店のコンセプトや世界観について話すときのポイントは、説明口調にならないことです。
あらかじめ用意した内容をすべて話そうと思って台本を作ってしまうと、事務的で早口な説明になってしまい、会話としては成り立ちません。
「このお店初めてですよね?」と自己紹介の延長戦でお店について自分の言葉で話すことで、お店の雰囲気から会話を盛り上げたり、お客さんからの質問に答えましょう。
好きな食べ物や飲み物・お酒の話題
食べ物の話は万人ウケするテッパンの話題です。
お客さんの好きな食べ物や飲み物について聞いたり、お酒メニューが豊富なコンカフェなら好きなお酒や飲める量について聞くのも良いでしょう。
メニュー以外でも、今日(昨日)何を食べたのか・好きなお菓子は何かなど、食べ物に関する質問は相手も答えやすいものが多いです。
そこから好きな食べ物や飲食店、私生活に関する話題をお客さんから引き出せる場合もあるため、初対面でも会話を広げやすいことが、食べ物の話題を持ち出す魅力です。
アニメやゲームなど好きなものの話題
コンカフェはオタクをターゲットとしているお店が多いため、アニメやゲームの話題を振るのもおすすめです。
キーホルダーやスマホケース、Tシャツなどお客さんの持ち物に知っているアニメやゲームがあれば「〇〇好きなんですか?」と話題を振るのも良いでしょう。
会話に苦手意識があるお客さんでも、自分が好きなものの話題ならオタクトークで盛り上がりやすく、聞き役に回るだけでお客さんに楽しく過ごしてもらえます。
もちろん、アニメやゲームに限る必要はありません。
趣味や好きなもの・休日の過ごし方について質問して、自分の知らないことでもお客さんに詳しく教えてもらえる関係になれば、どんどん会話を盛り上げられるでしょう。
出身地や地元の話題
お客さんの出身地や地元などの話題で盛り上がるのもおすすめです。
自分とお客さんの出身地が近ければ地元トークで盛り上がれるほか、出身地が遠くても地域ごとの違いで盛り上がれます。
ただし、出身地トークで盛り上がる際は、身バレリスクを避けるため自分の地元について細かく話さないことが大切です。
基本的にはお客さんに地元の話題を話してもらって自分は聞き役に徹して、自分が出身地を言うときは都道府県程度に留めておくことが無難です。
自宅の特定を防ぐため、過去に住んでいたことがある(今は住んでいない)場所や頻繁に足を運んでいて土地勘がある場所を地元として伝えるのも良いでしょう。
今日のニュースや店舗周辺での出来事の話題
何度か通ってくれていて自分の話はひと通り話してしまったお客さんや、あまり自分のことを話したがらないお客さんなら、その日のニュースやお店周辺での出来事について話すのもおすすめです。
今日のニュースについて話すときのポイントは、なるべく明るい話題を探すことです。
「好きなアイドルが新曲を発表した」「お店の近くでお祭りをやっている」などポジティブな話題であれば、楽しく会話を盛り上げられるでしょう。
反対に、ネガティブな話題は話しているうちにその場の空気も暗くしてしまう恐れがあるため、明るい話題を1つ用意しておくと、会話に困りません。
コンカフェでお客さんを盛り上げる会話術
コンカフェで働くなら、話す内容に工夫することはもちろん会話術でお客さんを盛り上げることも大切です。
お客さんを盛り上げるためのテクニック4つを解説します。
事前にお店の客層を把握しておく
コンカフェはお店ごとのコンセプトの違いから、客層やお客さんの趣味に偏りが出やすいです。
そのため、お店のコンセプトや客層を把握しておけば、盛り上がりやすい会話のネタを準備しやすくなるでしょう。
例えば、コスプレ系コンカフェならアニメやゲーム、アイドル系コンカフェなら女性アイドルなど、コンセプトはお客さんが興味を持つものを絞るヒントとなります。
お店の客層を把握しておけば、初来店のお客さんでも「〇〇が好きそう」となんとなくでも会話の方針を見つけやすくなるため、より良い接客を目指せます。
お客さんから話しだした話題を尊重する
コンカフェで話す内容はお店のコンセプトや好きな食べ物などの話題が定番ですが、お客さんから話題を振って話し始めたのであれば、その話題で話を広げましょう。
コンカフェでの会話は「お客さんに楽しんでもらうこと」が最優先だからこそ、お客さんが好きな話を丁寧に聞くことが大切です。
興味がない話題だったり、コンカフェで話したことのない話題だったからとすぐに話題を切ったりせず、お客さんに好きな話をしてもらえるよう、笑顔で相槌を打つことがポイントです。
知らない話題だったとしても「お客さんに教えてもらう」関係を目指せば、会話はどんどん弾んで常連さんを増やすチャンスにつながるでしょう。
常に笑顔でお客さんの名前を意識的に交えて話す
楽しいおしゃべりの時間を提供するためには、笑顔は欠かせません。
お客さんにとって、自分が話しているときに楽しそうな表情で聞いてくれるキャストは好印象で、もっと話したい気持ちにさせられます。
同時に、自分から話すときは意識的にお客さんの個人名を交えることもポイントです。
「〇〇さんと話していると楽しいな」と名前をあえて交えるだけで「あなただけに話している」と印象付けられて、お客さんに特別感を持たせられます。
お客さんの意見や話すことを否定しない
会話はお客さんに楽しんでもらうためのものだからこそ、お客さんの意見や考えを否定してはいけません。
もし自分とは違う意見だったり、世間一般の考え方とは異なる考えだったとしても、そこで否定すればお客さんの気分を害してしまう恐れがあるため、同調が無難です。
もちろんお客さんが好きなものに、嘘をついてまで「私も好き」と言う必要はありません。
例えば「日本酒が好きなんだ」と言ったお客さんに対して、自分は日本酒が苦手だった場合は「そうなんですね!私は桃系のお酒が好きで…」など、お客さんを否定せずお互いが好きなもので盛り上がることがポイントです。
コンカフェで避けるべきNG話題
コンカフェで会話を盛り上げるためには、避けるべき話題を押さえておくだけでも問題ありません。
コンカフェで接客するなら自分から振るべきではないNG話題について紹介します。
個人情報やプライバシーに関わる話題
個人情報やプライバシーに関わる話題は、誰に関するものであっても言ってはいけません。
身バレリスクを防ぐために自分や同僚キャストの個人情報は絶対に言わないことはもちろん、お客さんの個人情報を聞くのもNGです。
なぜなら、お客さんのなかにはこっそり来店しており自分のことをあまり話したくない方も多いためです。
また、自分の個人情報を教えた見返りにキャストの個人情報を聞こうとする方もいるため、個人情報やプライバシーに関わる話題は振らないようにしましょう。
お店やプライベートに関する愚痴
キャストのお店やプライベートに関する愚痴を話すことには、デメリットが多いです。
その理由として、以下の3つが挙げられます。
- 愚痴ばかり話すキャストはお客さんからのイメージが悪いため
- 非日常を楽しむために来店したお客さんを現実に引き戻すことになるため
- 愚痴を話していたことが従業員にバレれば店内の人間関係が悪くなるため
愚痴はそれを話すキャスト本人の印象を悪くするだけでなく、店内の人間関係を悪化させる原因にもつながりかねません。
コンカフェで話す際はなるべく明るくポジティブな話題を選びましょう。
政治や宗教に関する話題
政治や宗教の話題は興味がない人にとっては本当に興味がないため、盛り上がる話題にはなりません。
もし政治や宗教に興味があるお客さんだったとしても、思想や意見が分かれやすい話題のため、自分からは振らないことが無難です。
また、自分から政治や宗教の話をするキャストは「怖い」「勧誘されそう」と敬遠される可能性もあるため、お客さんから振られない限りはするべきではない話題です。
野球に関する話題も控えた方が良い
近年ではメジャーな話題になりつつありますが、野球に関する話題も避けることが無難です。
野球も興味の有無が分かれやすいだけでなく、どの球団や選手を応援しているかによっては自分の意見でお客さんの気分を害しかねません。
ただし、お互いに応援しているチームや選手が同じだったり、社会的な話題にもなっているWBCやオリンピックの話題であれば問題ありません。
むしろスポーツ系やチアリーダー系・部活系のコンカフェでは、話す内容の中心になる場合もあるため、お客さんの雰囲気を見て話題に出すか検討してください。
まとめ
コンカフェでは会話が接客の中心であり、お客さんと盛り上がれる話題を選ぶことがお客さんを楽しませるうえで非常に大切です。
話す内容にはお店のコンセプトから好きな食べ物、趣味の話題などさまざまですが、基本的にはお客さんがしたい話を最優先で会話を広げていくことが、長く楽しく会話するコツです。
コンカフェで働く際はお客さんと話す内容選びから工夫して、自分と話すために通ってくれるお客さんを増やしましょう。
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