コンカフェで働こうと考えている女性の中には、「コンカフェに指名制度ってある?」や「推し制度ってなに?」という疑問を持っている方がいるでしょう。
本記事では、コンカフェで働くうえで知っておきたい「推し制度」の内容について紹介します。お客さんに推してもらうメリットやデメリット、コツなどについても解説しているので、推し制度について興味がある方は参考にしてください。
コンカフェに指名制度ってある?

コンカフェには指名制度は、基本的に導入されていません。その代わりとして「推し制度」と呼ばれるシステムを導入しているお店があります。
キャバクラなどと違って、指名制度がない理由と推し制度の仕組みをご紹介します。
風営法によってない
指名制度は、お客さんが特定のキャストを指名して接客してもらうシステムなので、接待にあたる行為で導入するには「風営法」の許可が必要となります。
指名制度のあるキャバクラでは、風営法の許可を取得しているため導入ができますが、コンカフェは基本的に許可を取得していないので指名制度がありません。
そのため、指名制度に限らず、以下の行為は「接待行為」となるため、常習的にキャストが行っていると違法営業となり、摘発される可能性があります。
もし、実際に働いてお店から接待行為をするよう指示されたときは、なるべく早く退職するようにしましょう。
接待にあたる行為 |
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・キャストが自分を指名したお客さんの接客をする ・お客さんの隣に座って、会話やお酒を注いだりする ・お客さんの歌に合わせて手を叩いたり、デュエットする ・お客さんとダーツなどのゲームをしてゲームをして楽しむこと ・キャストがお客さんに身体を密着させたり、手をつなぐこと |
指名制度の代わりに「推し制度」がある
コンカフェに指名制度は、風営法の影響によってありません。
その代わりに似たシステムとして「推し制度」が導入されており、特定のキャストからのサービスを受けやすくなるものがあります。
推し制度とは、「あなたを推していること」をアピールすることで、推しキャストからオムライスに絵を描いてもらったり、ポイントカードを作ってもらえたりするサービスです。
また、配膳などの基本的な接客もできる限り推しキャストが対応してくれることも特徴です。
お客さんに合わせて一緒に遊ぶというよりも、少しだけほかのキャストよりも関わる機会が増えるという内容です。
コンカフェの推し制度とは

コンカフェの推し制度とは、お店によって少し違いがあるものの、共通するポイントがあります。
推し制度の主なサービス内容や、指名制度とは違うポイントについて以下の2点をおさえておきましょう。
なるべく自分の好きなキャストに接客してもらうこと
推し制度は、なるべく自分の好きなキャストに、接客してもらえる機会が多くなるシステムです。
例えば、フードやドリンクを持ってきてもらったりオムライスやスイーツに絵を描いてもらったりといった、給仕を推しにしてもらえるお店が多いです。
ほかにも、お会計やお見送りもしてもらいやすいところがあり、推しキャストと過ごす時間が増えるように工夫してもらえます。
ただし、その日の席の埋まり具合やキャストの状況によっては、必ずしも配膳や会計などのサービスを受けられるとは限りません。
キャバクラのように、指名すれば確実に話ができるわけではないため注意しましょう。
キャストがお客さんの隣に座ることはない
キャストがお客さんの隣に座る行為は、接待に該当します。これは風営法の許諾が必要になるため、隣に座って会話したりドリンクを提供したりすることはできないです。
もし、キャストがお客さんの隣に座ることを許可しているコンカフェなら、風営法の届出を出しているのか事前に確認しましょう。
中には届出をしていない違法店の可能性もあり、摘発されてしまうとトラブルに巻き込まれてしまうリスクがあります。
コンカフェで働きたい人は、接待になる行為を店側に求められたら警戒しましょう。風営法の届出の確認ができなければ、働くことを控えてください。
また、お客さんも同様に風営法の許諾をとっているか、事前に調べることをおすすめします。
お客さんに推してもらうコツ

お客さんに推してもらうには、ほかのキャストよりも注目してもらうことが大切です。
好感度を上げるためのテクニックとして、心がけたい3つのポイントを解説します。
誰にでも笑顔で愛想よく接客する
お客さんに推してもらうには、誰に対しても笑顔で愛想よくすることが大切です。
基本的にキャストから笑顔で接客してもらえたら、不快に思うお客さんはいません。好感を持ってくれるからこそ、推してもらうきっかけになります。
特に、接客がいいと評価されて、SNSで「〇〇ちゃんは笑顔が可愛かった」「接客がよかったからまた会いに行きたい」と書き込みがあれば、知名度アップにもつながります。
人気キャストを目指すためにも接客には手を抜かずに、笑顔を忘れずに働きましょう。
お客さんの話に興味を持って聞く
お客さんに推してもらうためには、もし興味がない話題だとしてもきちんと話を聞くことが大切です。
基本的にコンカフェは、アニメやゲーム関連の話題で盛り上がるお店が多いです。もし興味がなくても、有名な作品や今流行っているものはある程度調べておきましょう。
また、興味があっても知らない作品の話題を出されたら、どんな作品なのか、どこが面白いのかと、積極的に質問しましょう。
お客さんにとってもキャストに知らないことを教えるのは、嬉しいことであり、いい思い出になります。
もしリピーターなら、おすすめのアニメを実際に見ておくと、次に来店したときに喜んでもらえるうえ、推してくれる可能性があります。
お客さんの印象に残る髪型やメイクにする
コンカフェは複数のキャストがいて、その中から推しとして選んでもらうにはほかの子にはない魅力をアピールする必要があります。
その方法こそがお客さんの印象に残るような、髪型やメイクをすることです。髪型やメイクが似たようなキャストがいると、お客さんに覚えてもらえずに個性を演出できません。
お店のコンセプトから大きく外れない程度に、自分だけの髪型やメイクを常に意識してみましょう。例えば、周りがロングヘアのキャストが多いのなら、あえてショートにしてみることもおすすめです。
また、自分と言えばこれだと言えるような髪色やメイクカラーを取り入れたり、動物や食べ物などのわかりやすいモチーフの小物を身につけたりと、工夫してみてください。
お客さんに推してもらうメリット・デメリット

お客さんに推してもらうことは、コンカフェとして働くうえではメリットだけではありません。
メリットとデメリットと比較したうえで、推してもらうことについて心構えをしましょう。
【メリット】バックが増えて給料が多くなる
ドリンクやチェキなどのオプションで選んでもらえる機会が増えれば、その分給料が多くなる可能性があります。
特にコンカフェはガールズバーやキャバクラと比較すると、基本的な時給が安いです。ドリンクやチェキなどのオプションのバックが多いほど、稼げるコンカフェ嬢を目指せるのです。
お客さんに推してもらえるように意識することが、お給料に直結するためコンカフェで稼ぐために必要なのです。
【メリット】お店からの評価が上がる
多くのお客さんに推してもらえると、それだけお店にとってもお客さんを呼べるキャストとして高く評価されます。
お店からの評価が上がれば、シフトに入れてもらいやすく、雑誌やテレビなどのメディアの出演でも、お店の代表として選ばれるなど知名度を高められることにつながります。
コンカフェを本業としていくのなら、自分磨きや自己投資は惜しまずに、推してもらえるコンカフェ嬢を目指していきましょう。
【デメリット】他のキャストとトラブルになる可能性がある
お客さんに推してもらうデメリットは、トラブルに発展する可能性があります。
コンカフェで自分の推しではないお客さんを接客することは、ほかのキャストのお客さんを奪う結果になりかねません。
自分の推しになってしまうケースによって、そのキャストとのいざこざの原因になるのです。
お客さんには決して非はないことですが、キャスト同士の人間関係の悩みの種につながってしまいます。コンカフェで働くうえで、自分を推している以外のお客さんを接客することは避けられません。
だからこそ、過剰なアピールをしすぎずに、キャストとのトラブルを回避することも考えていきましょう。
【デメリット】お客さんによってはストーカーされるリスクがある
お客さんに推してもらうデメリットは、出待ち行為などのストーカーのリスクがある点です。
ストーカー被害だけでなく、性被害などのトラブルや最悪の場合殺害されたという事件も発生しています。コンカフェは、キャストに入れ込むお客さんとほど距離を保つ接客テクニックが必要です。
推しとして選んでもらうために、必要以上に気があるように振る舞ったり、お客さんを誘惑したりしないように気をつけることが大切です。
また、少しでも危険を感じたらすみやかにお店に相談して、対応してもらいましょう。
まとめ
コンカフェは風営法の届出を出していないお店がほとんどであるため、ガールズバーやキャバクラのような、隣に座って接待する行為は禁止です。
そのため指名制度も存在しませんが、その代わりに推し制度が用意されています。
推しのキャストにすると、お客さんは配膳や接客などを優先的にしてもらえるため、お気に入りができたら推し制度を利用する人が多いです。
推してもらえることでバックが増えるなど、給料アップにつながりますが人間関係のトラブルには注意しましょう。
当サイトでは、コンカフェ・ガールズバーに関する情報を多数掲載しています。コンカフェ・ガールズバーに興味がある方は、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。