「ガールズバーで体入することが決まったけど、気をつけることはある?」と気になっている方もいるのではないでしょうか?
ガールズバーをはじめとしたナイトワークでは、採用されるまでに面接と体入(体験入店)が必要な店舗が多いです。体入も採用試験の一環であり、振る舞い方次第では体入後に不合格とされる恐れがあるため、体入にも注意して臨みましょう。
本記事では、ガールズバーの体入で気をつけることと、体入に必要な持ち物と注意点を解説します。近いうちに体入を控えている方はぜひ参考にしてください。
ガールズバーの体入(体験入店)とは
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1日だけキャストとしてお試しで働けること
体入(体験入店)とは、ガールズバーの求人に応募し面接を突破した方が、1日または数時間だけそのお店のキャストとして働けることです。
基本的にはどの店舗でも「面接→体入→本入店(本採用)」の流れで進むため、必ずポイントを押さえておきましょう。
体入することには、ガールズバーで働きたい女性にとって以下のメリットがあります。
- 自分にガールズバー(ナイトワーク)が合っているか確かめられる
- お店の雰囲気やお客さん、同僚スタッフと相性が良いか確かめられる
ナイトワークは、人によって向き不向きが分かれやすい業種であり、ガールズバーでの仕事そのものとの相性を確かめておくことは大切です。
さらに、お店ごとに客層や働きやすさも変わるため、お試しでガールズバーのキャストとして働ける体験入店は、ナイトワーク経験の有無に関わらずメリットがあります。
また、店舗側から見ても、体入を実施すれば、求人に応募してきた女性のコミュニケーション能力や他キャストとの相性をチェックできます。
そのため、体入はガールズバーをはじめとしたナイトワークにおいて、女性にもお店にもメリットがある制度です。
働いた分の給料はきちんと支給される
体入は、お試しでのキャスト体験ですが、働いた時間に応じてきちんと給料が支給されます。
ほとんどの店舗では当日中に現金で支給されるため、本採用されるかどうかに限らず、必ず働いた分の給料を受け取れることも特徴の1つです。
体入は、時給1,500〜2,000円が相場と、本入店した場合のスタート時給と同等かやや低めに設定されています。
源泉徴収や厚生費、終電を過ぎたあとの送迎費が必要な店舗では、提示された時給や日給から天引きされているため、あらかじめ確認のうえ体入の給料を受け取ってください。
体入できれば必ず採用されるとは限らない
ガールズバーの体入に参加するうえで気をつけておきたいことは、必ず本採用されるとは限らない点です。
多くの店舗では、体入は面接を通過した女性のためであると同時に、お店が女性の接客スキルや従業員との相性を確かめる目的で実施しています。
そのため、体入時の接客対応やほかの従業員への態度が悪ければ、体入後に不採用とされる恐れがあります。
「面接を通過したから体入は適当にしていても大丈夫」と思わず、体入中も審査の一環として見られている意識を持って働きましょう。
ガールズバーの体入の流れ

1.お店で面接をする
まずはガールズバーの面接で、面接官の店長や店舗責任者と話をしましょう。
面接では、容姿だけでなく、質問の受け答えによりコミュニケーション能力やマナーも見られています。
質問内容は、志望動機のほか、実際に働いたときを想定して、入れるシフトや働き方について聞かれるため、正直に伝えることが大切です。
特に、面接を担当するスタッフが気さくで丁寧な方だったり、入店後のシフトなどについて詳しく相談してくれる様子であれば、面接段階では採用である可能性が高いです。
2.面接を終えたら仕事内容の説明を受ける
面接段階で「店に出しても問題がなさそう」と判断されれば、面接当日中に「今日体入していく?」と早速体入に案内する店舗が多いです。
体入は、面接と同日に済ませる場合もあれば、日を改めて行う場合もあるため、店舗と相談しながら日程を決めましょう。
体入当日は、まず仕事内容の説明を受けることから始まります。特に、自分が体入中に任される仕事内容を中心に説明されるため、メモを取りながらきちんと聞いておきましょう。
ガールズバーの体入で任される主な仕事は、店内清掃やテーブルセット、レギュラーキャストの接客補助が中心です。
清掃やテーブルセットはあらゆる店舗で必要な基本業務である一方で、ルールや道具の置き場所は店舗によって変わるため、説明になかった場合は自分から聞いておきましょう。
3.衣装に着替えてヘアメイクをする
業務前の説明が終わったら、衣装に着替えてヘアメイクを施して店頭に出る準備をします。
ガールズバーの場合、衣装やヘアメイクの有無は店舗により異なります。
- 衣装:制服貸与か私服出勤のいずれか
- ヘアメイク:スタイリスト常駐か自分で整えるかのいずれか
ガールズバーの場合は、衣装もヘアメイクも簡易的な店舗が多く、準備に手間や時間があまりかからないことがほとんどです。
衣装貸与やヘアメイクをお店で受けるか自分で用意するかによって、給料から天引きされる内容も変わるため、あらかじめ確認しておきましょう。
4.従業員の案内に従って開店準備を手伝う
店頭に出る準備を済ませたら、従業員の案内や説明に従って開店準備を手伝いましょう。
ガールズバーの開店準備で任される主な仕事は、以下のとおりです。
- 店内清掃
- グラスや食器類の準備
- おしぼりの用意
- 発注したドリンクやフードの運び入れ
体入の段階で任される業務は簡単なものが中心です。
ただし、お店によって置き場所や任される内容は変わるため、わからないことはスタッフやほかのキャストに聞きながら、少しでもお店の力になれるように働きましょう。
5.開店後は接客やドリンク作りを手伝う
開店中は、レギュラーキャストの接客手伝いと清掃業務が中心です。
教育係のレギュラーキャストに付く形で仕事を手伝う場合が多く、一緒にテーブルセットをするほか、実際にお客さんとの会話に参加する場合もあります。
ただし、お店が忙しい時間になってくると、教育係のキャストも付きっきりにはなれません。
そのため、事前に受けた仕事の説明をもとに、自分ができる仕事を積極的にこなすことが大切です。
指示を待つのではなく、できる限り業務に貢献できるよう自分から動けば、お店からも好印象を得られるでしょう。
6.終業後は片付けて給料を受け取る
体入の終了時間はお店との相談次第で変わり、終電上がりの場合もあれば、閉店まで働く場合もあります。
いずれの場合も、自分の仕事が済んだら改めて控室で店長や店舗経営者と軽く面談してから、その日のお給料を受け取って帰宅します。
体入での働きぶりにも問題がなければ、当日中に採用を伝えられたり、採用後の流れについて具体的に説明を受けられるため、詳しく聞いておきましょう。
本採用の連絡は体入後に直接聞ける場合もあれば、後日電話やメールで伝えられる場合もあります。
体入を経て本採用であることが伝えられたら、初出勤の日程を決めてガールズバーのキャストとして本格的に働きはじめましょう。
ガールズバーの体入で気をつけること

気になる2〜3店舗で体入してから相性の良い店舗を選ぶ
ガールズバーは、店舗によって雰囲気や仕事内容、働き方が変わるため、自分に合ったお店を見つけるためにも気になる2〜3店舗で体入することがおすすめです。
特に、初めてガールズバーでの仕事に挑戦する場合、初めて体入した店舗で働きづらさを感じても「ガールズバーはそういうもの」と我慢してしまう恐れもあります。
ガールズバーに限らず、ほかの従業員との連携が重要な飲食店では人間関係や人との相性でも働きやすさは変わるでしょう。しかし、複数店舗で入店すれば店舗ごとの相性の良し悪しを検討できます。.
そのため、よほど相性が良いと感じる店舗と出会わない限りは、2〜3店舗の候補を作って本入店する店舗を選びましょう。
体入荒らしだと思われないように候補は絞る
本入店するガールズバーを決めるために複数のお店で体入することはおすすめですが、こだわるあまり、体入する店舗を増やしすぎないようにしましょう。
多くの店舗で体入して、どの店舗にも本入店しない場合、店舗側から「体入荒らし」だと判断される恐れがあります。
体入荒らしとは、体入で得られるお給料を目当てに日払いバイト感覚で体入することで、本入店する気がない女性を指します。
ガールズバーをはじめとしたナイトワークでは、キャスト目当てに通ってくれるリピーターのお客さんを増やしたい店舗がほとんどのため、1日限りのキャストは嬉しくない存在です。
そのため、体入荒らしだと店舗に思われてしまうと、近隣店舗や系列店にも要注意人物として情報が共有され、本当に本入店したくて求人に応募しても面接すら受けさせてもらえなくなる恐れがあります。
体入荒らしだと思われないためにも、体入する候補は2〜3店舗に絞って応募しましょう。
接客中は常に笑顔と敬語を忘れない
ガールズバーの体入中にお客さんの前に出るときは、笑顔と敬語を忘れないよう気をつけましょう。
お客さんは、愛嬌のある若い女性との楽しい会話を求めてガールズバーに来店します。そのため、笑顔で親しみやすい対応ができる女性はお客さんからも愛されるでしょう。
また、ガールズバーに来店するお客さんのほとんどは年上の男性のため、最低限のマナーとして敬語も欠かせません。
キャストのなかには仲の良いお客さんにタメ口で話す方もいますが、あくまでも何度も接客して構築した信頼関係のうえで成り立っていることです。
ほとんどのお客さんが初対面である体入の段階では、笑顔と敬語を崩さないよう気をつけることが大切です。
わからないことは自分で判断せずスタッフに質問する
ガールズバーでは店舗ごとに独自のルールや業務システムで運営しているところもあるため、体入中の仕事でわからないことがあれば、すぐに他のキャストや店長に質問しましょう。
仕事では積極的に動くことは非常に大切ですが、自己判断で任されていない仕事まで手を付けてしまうと、かえってほかの従業員の手を煩わせてしまう恐れがあります。
そのため、基本的には自分に任された仕事の範囲で動き、わからないことはまずほかの従業員に質問してから動くことが大切です。
説明された内容が複雑な場合はメモを取ると、真面目な人だと印象づけられるでしょう。
お店の雰囲気が合わないと感じたらきちんと断る
お店の雰囲気が自分と合わないと感じたら、体入を受けたうえで本入店の辞退を検討しましょう。
特に、体入したガールズバーに、以下に当てはまる場合は気をつけることが大切です。
- 店内の雰囲気や制服が自分に合っていない
- 気の強い従業員が多く、人間関係がギスギスしている
- 店長や責任者のキャストへの対応が荒っぽい
- 荒っぽいお客さんやセクハラ客を店舗が黙認している
お店のコンセプトや雰囲気はもちろん、店内の人間関係やお客さんの質を実際に確かめられることは、体入のメリットです。
体入する際はお店の雰囲気や人間関係を確認し、働きづらそうだと感じたら本入店を辞退するようにしましょう。
辞退する際ははっきり「雰囲気が合わないので」と断るほか「他のお店も見てみたいので」と遠回しに断るのもおすすめです。
ガールズバーの体入で必要な持ち物

ガールズバーの体入では、持ち物に気をつけることも大切です。
忘れ物があれば当日中に体入できない恐れもあるため、基本の持ち物とお店から持ってくるよう通知されたものは必ず持っておきましょう。
ここでは、ガールズバーの体入に参加するなら必ず用意しておきたい持ち物を紹介します。
顔写真付きの身分証明書
運転免許証やマイナンバーカードなどの顔写真付き身分証明書は、どのお店でも必要なため、必ず持っていきましょう。
顔写真付きの身分証明書は、以下の目的で提示を求められます。
- 満18歳以上の女性であるか確かめるため
- 国籍や住所のある女性か確かめるため
- 本人の身分証明書であるか確かめるため
ガールズバーで働けるのは満18歳以上と法的に定められており、女性本人が年齢を偽った場合であっても、基本的にはお店側が罰せられるため、年齢確認は厳重です。
身分証明書は、顔写真がなければ他人のものを持ってきてもお店はわからないため、多くのお店では顔写真付きの身分証明書により本人確認を実施しています。
体入であっても店頭に出て働く以上は、18歳未満であれば違法のため、必ず体入前に身分証の提示が求められます。
もし、身分証を忘れれば当日に体入できないため、顔写真付きの身分証明書は必ず面接当日に持参するようにしましょう。
ハンカチ
ガールズバーの体入では、大判のハンカチを2枚持っておくと安心です。
ハンカチは、主に接客中にお客さんや自分のグラスに付いた結露を拭くときに必要なため、ガールズバーキャストの必需品です。
また、2枚あれば万が一汚れても替えをすぐに用意できるため、準備の良さもアピールできるでしょう。
ハンカチはお客さんの目に入るものでもあるため、見られても恥ずかしくないデザインで、シワや汚れのないきれいなものを用意してください。
メイク道具
出勤前や接客の合間にすぐにメイクを整えられるよう、メイク道具も用意しておきましょう。
メイク道具を用意しておきたい理由は以下のとおりです。
- 店舗の雰囲気に合わせてメイクを調整するため
- 接客中にメイクが崩れたらすぐに直せるようにするため
ガールズバーは照明が暗く、濃いめのメイクが映える店舗が多いため、お店の雰囲気に合わせて出勤後に調整すれば、お客さんから好印象です。
また、ガールズバーの接客中は汗をかいてメイクがよれたり、グラスに口を付けてリップが落ちたりと、さまざまな要因でメイクが崩れます。
メイクが崩れたらすぐに直せるよう、普段から使っているメイク道具を持っておけば、常に万全な状態で店頭に立てるでしょう。
メモと筆記用具
仕事内容をメモして接客中に確認できるよう、メモと筆記用具も用意しておきましょう。
店舗によっては、面接時から仕事内容や待遇面について説明を受けられるため、面接で聞いた内容や体入前に仕事説明を聞くときにも、メモは役立ちます。
説明に際して、メモを取り出す姿は店舗側から見ても真面目で好印象です。
体入で任された仕事をそつなくこなすためにはもちろん、採用を目指すうえでも、メモと筆記用具も必ず持っておきましょう。
ガールズバーの体入におすすめの服装

ガールズバーでは、店舗によって私服か制服かが変わるため、出勤時の服装を確認のうえ、面接と体入で着る服装を選ぶことがおすすめです。
私服で働くガールズバーの場合は、店舗の公式サイトなどでコンセプトを確認して、雰囲気に合った服装で参加しましょう。
制服の場合も、店舗の制服が似合う女性であることをアピールできるよう、制服のシルエットや雰囲気に寄せた私服で訪れることがおすすめです。
いずれの場合も、ガールズバーは男性客がほとんどのため、ワンピースやスカートなど女性らしさを印象付けられるよう気をつけることが大切です。
ガールズバーの服装の選び方や注意点は以下の記事でも解説しているため、合わせて参考にしてください。
ガールズバーに体入に関するよくある質問

ガールズバーの面接ではどんなことを聞かれる?
ガールズバーの面接では、志望動機のほか出勤日数やお酒が飲めるかどうかなどが聞かれます。
実際に働くうえでお店側が知っておきたい内容が中心のため、気負いすぎず正直に答えましょう。
ガールズバーの面接で聞かれる質問や回答例、採用を目指すコツは以下の記事で詳しく解説しているため、合わせて参考にしてください。
お酒が飲めなければガールズバーでは働けない?
ガールズバーはお酒が飲めなくても問題なく働けます。
飲酒年齢に達していない満18〜19歳の女性はもちろん、成人女性であってもお酒が飲めない場合は、ソフトドリンクで対応してもらえます。
ガールズバーで大切なのは、お酒が飲めるかどうかではなく、お酒の席を楽しめるかどうかです。
お酒が飲めなくても、お酒を飲んでいるお客さんを会話で楽しませられるコミュニケーション能力があれば、売れっ子キャストを目指せるでしょう。
体入の時間ってどれくらいが平均?
ガールズバーの体入する時間は、お店との相談によって決まり、3〜8時間ほどと非常に幅広いです。
相談次第で終電までの数時間程度で終える場合もあれば、閉店作業まで手伝える場合もあるため、どれくらい働きたいかお店に伝えたうえで、勤務時間を決めてください。
もちろん体入の希望時間が短いからといって、採用に響くことはありません。
特に、ガールズバー未経験の場合は、慣れない仕事で疲弊しないよう、終電上がりを目安に体入に挑戦することがおすすめです。
ガールズバーの体入って危ない?怖い?
体入中は基本的に先輩キャストに付いて仕事をするため、危なくありません。
わからないことはすぐにキャストやスタッフに相談できるため、初めてでも安心してガールズバーの仕事に挑戦できます。
ただし、ガールズバーもナイトワークの1つのため、場合によってはお客さんに目をつけられてストーカーに遭ったり、接客中にセクハラ行為を受けるなどのリスクはあります。
健全な運営体制のお店であれば悪質なお客さんからキャストを守る体制も整っているため、体入してお客さんの質が悪いと感じたら、本入店の辞退を検討してください。
まとめ
ガールズバーの体入(体験入店)は、実際に働いてお店の雰囲気を確かめられるなど、ナイトワークに挑戦したい女性にとってさまざまな魅力があります。
お店側から見ても、求人に応募してきた女性の働きぶりを確認したうえで本採用を検討できるため、体入は双方にとってメリットがある制度です。
ただし、お店側も本採用の検討材料として実施しているからこそ、体入をふまえて不採用とされる場合もあります。
ガールズバーで働く際は、体入で気をつけることも押さえたうえで、働きたいお店に本入店できるよう念入りに対策して挑みましょう。
当サイトでは、コンカフェ・ガールズバーに関する情報を多数掲載しています。コンカフェ・ガールズバーに興味がある方は、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。